車庫証明はディーラーに任せられる?手数料と自分で取る時との違い

商談テーブルの書類と電卓を写し、車庫証明をディーラーに任せる範囲と手数料を紹介する記事タイトル

当サイトは警察庁・都道府県警察・国土交通省など公的機関の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。警察署・都道府県警察の公式サイトではありません。手数料・受付時間・必要書類の細かな運用は都道府県ごとに違い、変わることもあるため、申請の前に保管場所を管轄する警察署(都道府県警察の公式ページ)で最新の案内を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

車の買い替えの見積もりを見て、『ディーラーに払う車庫証明の手数料って、こんなにかかるもの?』と気になった方も多いですよね。

結論から言うと、車庫証明はディーラーや車屋に任せることも、自分で取ることもできます。見積もりの金額には、警察に払う手数料と、販売店の手続きの費用が混ざっていることがあります。

この記事では、ディーラーがやってくれる範囲と自分でやる範囲の分担、費用の見方が分かります。

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目次

車庫証明はディーラーがやってくれる?

先に結論

車を販売店で買う時は、車庫証明もまとめて任せられることが多いです。ただ、駐車場の承諾書のように、自分でしか用意できない物もあります。費用は販売店ごとに決まっているので、見積もりで中身を確かめましょう。

車庫証明は通称で、正式には自動車保管場所証明といいます。軽自動車の場合は、証明ではなく保管場所の届出です。

車庫証明の取り方は、大きく3つあります。

取り方警察署に行く人かかる費用
自分で取る自分警察の手数料だけ
ディーラー・車屋に任せる販売店側警察の手数料+販売店が決めた費用
行政書士に頼む行政書士警察の手数料+行政書士の報酬

車庫証明は車屋がやってくれるもの、と思っている方もいますよね。実は、本人が自分で申請するのも法令で想定されたふつうの方法なんです。

自分で取る時の手間は車庫証明は自分で取れる?で詳しく紹介しています。

任せるのが向く人、自分で取るのが向く人

どちらがいいかは、平日に動けるかと、書類作りが苦にならないかで変わります。

ディーラーに任せるのが向く人
  • 平日の日中に警察署へ行く時間が取れない
  • 駐車場の寸法を測ったり図面を書いたりするのが苦手
  • 納車までの段取りを販売店にまとめて任せたい
自分で取るのが向く人
  • 平日に警察署へ2回行ける(申請と受け取り)
  • 代行の費用をできるだけ抑えたい
  • 同じ駐車場で前にも取ったことがある

例えば東京都(警視庁)の受付は、平日の午前8時30分から午後4時30分までです。仕事の都合で平日に動けないなら、任せたほうが気持ちも楽になります。

ディーラー代行はどこまで?販売店と自分の分担表

『任せたら、全部やってもらえるんでしょ?』と考えがちですが、そうとは限りません。車庫証明のディーラー代行がどこまでかを、作業ごとに分けてみました。

作業誰がやるかポイント
駐車場を決める・契約する自分住まいから2キロメートル以内
承諾書を頼む(借りた駐車場)自分書くのは駐車場の持ち主や管理者
自認書(自分の土地)自分土地や建物の持ち主が書く
駐車場の寸法を測る自分か販売店販売店に聞かれたら伝える
申請書・所在図・配置図の作成販売店に確認誰が作るかは販売店による
警察署への申請・受け取り販売店自分が行く必要がないことが多い
運輸支局への登録販売店車庫証明を添えて手続き
車庫証明をディーラーに任せる時に、自分がやる作業と販売店に任せる作業を分けた分担表の図解

駐車場まわりの書類は、どこに頼んでも自分で用意する部分です。承諾書は駐車場の持ち主や管理者が作る書類で、申請者や販売店が作ることはできません。

自分で用意する物のチェック

販売店に任せる時に、こちらから渡す物をまとめました。

ディーラーに任せる時に用意する物
  • 保管場所使用承諾証明書(借りた駐車場)か自認書(自分の土地)
  • 駐車場の場所が分かるメモ(住所・区画の番号)
  • 駐車場の奥行き・幅と、前の道路の幅(聞かれた時)
  • 住所と使用の本拠が違う時は、住まいが分かる物

承諾書を頼む時は、使用期間が申請日より前から始まるように書いてもらいましょう。頼み方は車庫証明を不動産会社・管理会社に書いてもらうで紹介しています。

任せた後に連絡が来ることもある

販売店に任せても、駐車場の確認は警察が行います。警察庁の通達や千葉県警・大阪府警の案内から、通常の申請では警察が保管場所を確かめる前提になっています。

承諾書を書いた駐車場の管理者に、警察から連絡が行くこともあります。例えば長崎県警は、承諾の内容を確かめるため承諾者に電話などで連絡することがあると案内しています。

『任せたから、もう何も起きないはず』とは考えず、警察署や管理会社から連絡があったら販売店にも伝えておきましょう。

書類を誰が作るかは聞いておく

2026年1月1日に行政書士法の改正が施行されました。行政書士でない人が、どんな名目でも報酬を得て書類を作ってはいけないことが条文にはっきり書かれています。

新しく違法にしたのではなく、前からの考え方を条文にしたものだと総務省は説明しています。

日本行政書士会連合会の見解

日本行政書士会連合会は、販売員が自社で売った車の車庫証明の申請書を作ると、作成費用を無料にしても車両代金などに報酬が含まれると考えられ違反になる、との見解を出しています。業界団体の見解で、裁判所や総務省の判断ではありません。

一方で、型式指定を受けた新車をOSS(オンライン申請)で登録する時の入力など、例外として認められている場面もあります。販売店を疑う話ではないので、「車庫証明の書類はどなたが作りますか」と聞いておくだけで十分です。

車庫証明の手数料とディーラーの費用の見方

見積もりの車庫証明の欄には、2種類のお金が入っていることがあります。警察に払う手数料と、販売店の手続きの費用です。

お金の種類払う先金額の決まり方
車庫証明の手数料警察(都道府県)都道府県の条例で決まる
代行の費用販売店販売店ごとに決める(公的な基準なし)

警察の手数料は、例えば東京都(警視庁)は窓口申請で2,400円、電子申請で2,300円です。山梨県は2,000円、広島県は書面申請で2,300円と、都道府県で違います(2026年10月時点)。

代行の費用には公的な基準がありません。

参考になるのが、日本行政書士会連合会の令和7年度の報酬額統計です。車庫証明の申請書の作成で最も多かった額は5,000円でした(調査の一例・税込・立替金を含まない)。

見積もりで確かめたいこと
  • 警察の手数料と代行の費用が分けて書かれているか
  • 車庫証明の代行の中に、図面の作成や現地での測定が入っているか
  • 自分で車庫証明を取った場合、その費用がどうなるか
  • 名義変更や登録の費用と、車庫証明の費用が別の行か

例えば「この車庫証明の金額のうち、警察に払う分はいくらですか」と聞くと、内訳が分かりやすくなります。費用の全体像は車庫証明の費用はいくら?でまとめています。

自分で取って車屋に提出する時の流れ

費用を抑えたい時は、車庫証明だけ自分で取って、車屋に提出する方法もあります。販売店に「車庫証明は自分で取ります」と先に伝えておきましょう。

自分で取って車屋に渡す流れ
  1. 販売店に、自分で取ることを伝える
  2. 車名・型式・車台番号・車の大きさを販売店から教えてもらう
  3. 駐車場の承諾書や自認書をそろえ、申請書と図面を書く
  4. 駐車場を管轄する警察署に申請し、交付日に受け取る
  5. 受け取った車庫証明を販売店に渡す
車庫証明を自分で取って車屋に提出するまでの流れを順番に示した図解

車台番号が決まっていない時

新車だと、申請の時点で車台番号が決まっていないこともありますよね。

警察庁の通達では、車台番号がなくても申請は受け付けますが、車台番号が書かれるまで証明書は交付されません。販売店から番号が出たら、警察署に伝える段取りにしておきましょう。

受け取ったら早めに車屋へ

車庫証明は、証明日からおおむね1か月以内に運輸支局に出す物です。受け取ったら、すぐに販売店に渡しておくと安心です。

日数は都道府県で違い、例えば東京都は申請から3〜7日かかります。納車の予定から逆算して、早めに申請しておきましょう。

よくある失敗

自分で取ると決めたのに、販売店に伝え忘れて二重に手配されるケースです。見積もりの段階で「車庫証明は自分で取ります」と伝え、見積もりの金額も直してもらいましょう。

中古車を車屋で買う時も、考え方は同じです。使う人の住まいが変わる名義変更なら車庫証明がいるので、承諾書などをそろえて販売店に相談してみてください。

新車での流れは新車購入の車庫証明で紹介しています。中古車は中古車購入の車庫証明をどうぞ。

ディーラーと車庫証明のよくある相談

ここでは、ディーラーや車屋と車庫証明について寄せられることが多い相談を要約して答えます。

名義変更と車庫証明の手数料が思ったより高い

ディーラーに名義変更を頼んだら、名義変更と車庫証明の手数料で思ったより高い金額を言われたという相談です。

金額の多くは、警察や運輸支局に払う手数料ではなく、販売店の手続きの費用です。高いか安いかを決める公的な基準はないので、内訳を聞いて、自分で取るか任せるかを比べてみてください。

ディーラーに頼む時、自分はどこまでやればいい?

車庫証明をディーラーに代行してもらう時、自分がどの書類を書いてどこに出すのかという相談です。

自分でやるのは、駐車場の承諾書か自認書をそろえて販売店に渡すところまでが基本です。警察署への申請と受け取りは、販売店が行うことが多いです。

代行の手数料を払うのは必須?

車を買う時に、車庫証明の代行手数料を払わないといけないのかという相談です。

車庫証明は本人が自分で申請できます。ただ、販売店によって進め方は違うので、自分で取りたい時は見積もりの段階で相談してみましょう。

新車の見積もりにOSSの代行費用も載っている

新車の見積もりに、OSS申請の代行費用と車庫証明の代行費用の両方が載っていて、違いが分からないという相談です。

OSSは、登録・車庫証明・税の手続きをまとめてオンラインで行う仕組みです。車庫証明の申請だけをOSSで行うことはできません。

そのため、OSSの費用の中に車庫証明の分が入っているのか、別に数えているのかは販売店によります。「OSSの費用と車庫証明の費用は、それぞれ何の作業の分ですか」と聞いてみてください。

代行してもらった車庫証明はどこにある?

ディーラーに代行してもらったけれど、車庫証明の書類が手元にないという相談です。

車庫証明は、登録の手続きで運輸支局に出す書類です。OSSで電子の証明を受けた場合は、警察署から運輸支局へ電子で通知されるので、紙の書類はありません。

乗り換えで今の車をどうするか

見積もりを見直すなら、今の車の手放し方も比べておきたいところです。販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあるので、先に相場を知っておくと下取りの金額を判断しやすくなります。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

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よくある質問

駐車場の管理会社に払う承諾書の手数料と、ディーラーの代行料は同じものですか?

別物です。管理会社のお金は承諾書を書いてもらう費用で、ディーラーのお金は車庫証明の手続きの費用です。どちらも金額は各社が決めています。

軽自動車の届出もディーラーがやってくれますか?

届出が必要な地域なら、販売店がまとめて行うことが多いです。東京都の軽自動車の届出は手数料がかかりません。

ディーラーに任せると、車庫証明が出るまでの日数は変わりますか?

警察署の審査にかかる日数は、誰が申請しても変わりません。例えば東京都は申請から3〜7日です。販売店がいつ申請するかで全体の日程が変わるので、納車日と合わせて聞いておきましょう。

自分で取った車庫証明は、いつまでに車屋に提出すればいいですか?

車庫証明は証明日からおおむね1か月以内に運輸支局に出す物です。販売店が登録の準備をする日数も考えて、受け取ったらすぐに渡すのが安心です。

行政書士に頼むのとディーラーに任せるのはどちらがいいですか?

車を販売店で買うなら販売店に、個人売買など販売店を通さない時は行政書士に、が目安です。違いは車庫証明を行政書士に頼むで紹介しています。

まとめ

車庫証明はディーラーに任せることも、自分で取って車屋に提出することもできます。見積もりの内訳を見て、どこまで任せるかを決めてみてください。

この記事の要点
  • 車庫証明はディーラーに任せても、自分で取ってもよい
  • 承諾書や自認書は、どちらでも自分で用意する
  • 見積もりには警察の手数料と販売店の費用が混ざることがある
  • 自分で取るなら車台番号などを販売店から教えてもらう
  • 受け取ったら、おおむね1か月以内に登録へ回せるよう早めに渡す
車庫証明ガイド

車庫証明ガイド 編集部

車庫証明(自動車保管場所証明)・軽自動車の保管場所届出の取り方、必要書類の書き方、都道府県ごとの警察署の管轄・手数料・受付時間を、警察庁や都道府県警察など公的機関の情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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