車庫証明は自分で取れる?かかる時間と手間・費用の目安

書類とメジャー、警察署風の建物を写し、車庫証明を自分で取る方法を紹介する記事タイトル

当サイトは警察庁・都道府県警察・国土交通省など公的機関の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。警察署・都道府県警察の公式サイトではありません。手数料・受付時間・必要書類の細かな運用は都道府県ごとに違い、変わることもあるため、申請の前に保管場所を管轄する警察署(都道府県警察の公式ページ)で最新の案内を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

車の買い替えや引っ越しで車庫証明が必要になり、『これって自分で取れるの?難しくない?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、車庫証明は自分で取れます。書類を4〜5枚そろえて、平日に警察署へ2回行けば、費用は警察署の手数料だけで済みます。

この記事では、車庫証明を自分で取る手順と、準備・申請・受取それぞれの手間、つまずきやすい所が分かります。

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目次

車庫証明は自分で取れますか?結論と全体像

先に結論

車庫証明は、車を使う本人が自分で申請できます。販売店や行政書士に頼むのが当たり前と思われがちですが、本人の申請は法令で想定されたふつうの方法です。

車庫証明は通称で、正式には自動車保管場所証明といいます。車を置く場所が確保されていることを、警察署長が証明する書類です。

申請先は、駐車場(保管場所)の所在地を管轄する警察署です。交通課の車庫証明の窓口に書類を出します。

項目自分で取る場合の内容
申請する人車を使う本人(家族が代わりに窓口へ行くこともできる)
申請先駐車場の所在地を管轄する警察署の交通課
警察署へ行く回数申請と受け取りの2回が基本
かかるお金警察署の手数料(都道府県で違う)
交付までの日数都道府県で違う(例: 東京都は3〜7日)

『車庫証明本人が行くのって、平日しか受け付けてないよね?』と心配な方もいますよね。窓口は平日だけの所が多いので、平日に2回動けるかが自分で取るかどうかの分かれ目になります。

個人で取得する人も多い手続き

車庫証明を個人で取得するのは、特別なことではありません。警視庁の案内でも、本人が窓口で申請する場合と、代理人が申請する場合の両方が書かれています。

行政書士法が行政書士以外に禁じているのは、他人の依頼を受け、報酬を得て、業として書類を作ることです。自分の車の書類を自分で書いて出すのは、この形には当たらないと考えられます。

車庫証明そのものの仕組みは車庫証明とは?で紹介しています。

車庫証明の取り方を自分でやる手順

流れの全体

自分で取る流れは「書類をそろえる、警察署に出す、受け取る」の3段階です。受け取った車庫証明は、運輸支局での登録に使います。

まずは全体の手順を見てみましょう。

車庫証明を自分で取る手順
  1. 駐車場の所在地を管轄する警察署を調べる
  2. 警察署の窓口か都道府県警のサイトで用紙を手に入れる
  3. 駐車場の持ち主に承諾書を頼む(自分の土地なら自認書を書く)
  4. 申請書・所在図・配置図を書く
  5. 平日に警察署の窓口へ出し、手数料を払う
  6. 交付予定日以降に、もう一度警察署へ受け取りに行く
  7. おおむね1か月以内に運輸支局での手続きに使う
車庫証明を自分で取る時の、警察署の確認から受け取りまでの手順を順番に並べた図解

車庫証明の手続きを自分でする時にそろえる書類

申請に使う書類は、基本的に次のとおりです。

書類誰が書くひとこと
自動車保管場所証明申請書自分枚数は都道府県で違う(2通の県が多い)
保管場所使用承諾証明書駐車場の持ち主・管理者借りている駐車場の場合
自認書自分自分の土地の場合
所在図自分家と駐車場が同じ場所なら省略できることが多い
配置図自分駐車スペースの寸法と前の道路の幅を書く
使用の本拠を確かめる書類自分で用意住所と住んでいる所が違う時に求められることがある

車検証を見ながら車名・型式・車台番号や車の大きさを書く欄もあるので、新しい車の情報は販売店などから先にもらっておきましょう。

書類の詳しい中身は車庫証明の必要書類、申請の流れは車庫証明の取り方でまとめています。

車庫証明書を自分で書く時のコツ

申請書の「保管場所の位置」は、承諾書や配置図と同じ書き方にそろえます。地番と住居表示が混ざっていると、窓口で確認に時間がかかります。

所在図は、既存の地図の写しでもよいと警察庁の通達はしています。地図アプリを印刷して、家と駐車場の位置に印を付け、直線で結んで距離を書けば十分です。

準備・申請・受取、それぞれの手間の目安

先に結論

自分で取る時に一番時間がかかるのは「準備」です。特に、駐車場の承諾書を管理会社に頼んで受け取るまでが読めません。申請と受け取りは、窓口に行けば済む作業です。

自分で取る時の手間を、3つの段階に分けてみました。窓口での待ち時間は混み具合で変わるので、ここでは何をするかと、どこで時間がかかりやすいかを見ていきます。

段階やること時間がかかりやすい所平日に動く必要
準備用紙の入手、承諾書の依頼、申請書・図面の作成承諾書を書いてもらうまで承諾書の受け取りしだい
申請警察署の窓口に出す、手数料を払う書類の不備で出し直しになる時いる(受付は平日が多い)
審査警察が書類と駐車場を確認する都道府県で日数が違ういらない
受取交付予定日以降に窓口で受け取る受付時間に間に合うかいる
自分で車庫証明を取る時の手間を、準備・申請・審査・受取の4段階に分けて示した図解

準備でつまずきやすい所

準備の段階では、自分だけで完結しない作業が1つあります。それが承諾書です。

借りている駐車場なら、持ち主や管理会社に承諾書を書いてもらう必要があります。発行までに日数がかかることもあるので、車を買うと決めたらすぐに頼んでおきましょう。

『図面を描くのが一番大変そう…』と思う方も多いですよね。実は、配置図は駐車スペースの縦横と、前の道路の幅を測れば描けます。メジャーで1回測っておけば、あとは書き写すだけです。

用紙の手に入れ方と枚数

用紙は、警察署の交通課の窓口でもらえるほか、多くの都道府県警のサイトからダウンロードできます。他県の様式でも、法令で決められた事項がそろっていれば受け付けると案内している県がほとんどです。

申請書の枚数は都道府県で違うので、ダウンロードした時は注意書きを読んでおきましょう。

  • 大阪府警: 申請書は2通(正・副)。ダウンロードした時は2通目を1通目のコピーにしてもよい
  • 奈良県警: 窓口の2枚複写の用紙なら1通。ダウンロードして作る場合は2枚
  • 和歌山県警: 「正」「副」の合計2枚。印刷した様式は1枚ごとに記入

用紙の入手先は車庫証明の書類はどこでもらえる?でまとめています。

申請の日に気をつけること

警察署の受付時間は、平日の昼間だけの所が多いです。都道府県ごとの例を挙げてみます(2026年10月時点の各県警の案内)。

都道府県受付時間の例
東京都(警視庁)平日 午前8時30分から午後4時30分
神奈川県平日 午前9時から正午、午後1時から午後4時
埼玉県平日 午前9時から12時、午後1時から4時15分
大阪府平日 午前9時から午後5時

京都府警は、書類の審査に時間がかかる場合があるので、午後3時30分ごろまでに来てほしいと案内しています。終わりぎりぎりではなく、余裕を持って行くのがおすすめです。

警視庁は、月末・年末・年度末は窓口が大変混み合うとも案内しています。

車庫証明を自分で申請したら何日かかる?

申請から交付までの日数は、都道府県で違います。

都道府県交付までの目安(各県警の案内)
東京都(警視庁)申請から3〜7日
神奈川県支障がなければ1週間程度
埼玉県標準処理期間7日
愛知県問題がなければ申請受理日を除いて3日程
宮城県申請から約1週間

自分で申請しても、販売店や行政書士が申請しても、審査にかかる日数は変わりません。日数を早く取るコツは車庫証明は何日かかる?で紹介しています。

自分でOSSを使う場合

窓口に行く代わりに、OSS(ワンストップサービス)でオンライン申請する方法もあります。警察庁は、OSSなら警察署に行かずに保管場所証明の手続きを完結できると案内しています。

ただし、OSSは登録の手続きとまとめて申請する仕組みで、車庫証明だけを申請することはできません。京都府警は、OSSに必要な物として、パソコン、書類を読み込むスキャナー、マイナンバーカードとカードリーダーを挙げています。

『窓口に行かなくていいなら楽そう』と思いますよね。ただ、途中から窓口申請には切り替えられないので、準備がそろうか先に確かめてから選びましょう。詳しくは車庫証明のオンライン申請(OSS)で紹介しています。

受け取りで持って行く物

受け取りの時は、申請の時に渡された控えを持って行きます。警視庁は、交付の時に「手数料のお知らせ(申請者控え)」を窓口で見せるよう案内しています。

2回目の来署が難しい場合、郵送で受け取れる県もあります。埼玉県警は、申請の時にレターパックプラスと郵送希望の書類を出せば郵送で交付すると案内しています。千葉県警も、申請時に地区交通安全協会に申し込めば郵送で受け取れるとしています(手続料が必要)。

受け取った後の期限

受け取った車庫証明は、そのまま運輸支局での登録に使います。警視庁は、証明日からおおむね1か月以内に運輸支局へ出すよう案内しています。

また、交付後の書類の訂正は原則できません。受け取ったらその場で、車台番号や保管場所の位置に間違いがないか見ておきましょう。

郵送での申請はできない県が多い

埼玉県警や千葉県警は、郵送での申請はできないと案内しています。郵送が使えるのは受け取りの方だけ、と考えておきましょう。

自分で取る費用と、頼んだ場合の違い

先に結論

自分で取る場合の費用は、警察署に払う手数料だけです。手数料の額は都道府県の条例で決まっていて、全国一律ではありません。

車庫証明を自分で取る費用は、次のように県ごとに違います(2026年10月時点の各県警の案内)。

都道府県窓口での申請電子申請(OSS)
東京都(警視庁)2,400円2,300円
神奈川県2,100円2,100円
埼玉県2,100円公式ページで確認
愛知県2,300円2,300円
大阪府2,200円2,200円
京都府2,280円2,280円
広島県2,300円2,100円

軽自動車の保管場所届出は、東京都・埼玉県・広島県などでは手数料がかかりません。保管場所標章(ステッカー)は2025年4月1日に廃止されたので、以前のような標章の代金もいりません。

支払い方法も県で違う

手数料の払い方も、都道府県で違います。

例えば、埼玉県は2024年4月1日から収入証紙が使えなくなり、原則キャッシュレス決済です。神奈川県の警察署も、原則キャッシュレス決済と案内しています。福岡県のように、県の領収証紙で納める県もあります。

『現金しか持って行かなかった』とならないよう、払い方は事前に県警のページで見ておきましょう。

自分でとる費用と頼んだ場合の比較

販売店や行政書士に頼む場合は、手数料とは別に代行の報酬がかかります。報酬には公的な基準がなく、頼む先ごとに決まっています。

調査の一例として、日本行政書士会連合会の令和7年度の報酬額統計では、登録車の車庫証明の申請書作成の最頻値は5,000円でした(税込・立替金を含まない)。同じ業務でも内容によって差が大きいので、目安の1つとして見てください。

自分で取る
  • 費用は警察署の手数料だけ
  • 書類の中身を自分で確かめられる
  • 平日に警察署へ2回行く必要がある
販売店・行政書士に頼む
  • 窓口へ行く手間がかからない
  • 手数料とは別に報酬がかかる
  • 承諾書は自分で頼むことが多い

費用の全体像は車庫証明の費用はいくら?で紹介しています。販売店に任せる場合は車庫証明はディーラーに任せられる?、行政書士に頼む場合は車庫証明を行政書士に頼むで違いをまとめています。

頼むなら行政書士という選択肢

日本行政書士会連合会は、販売会社の販売員が車庫証明の申請書を作る代行をすると、作成費用を無料にしても行政書士法違反になると考えられる、という見解を出しています。これは業界団体の見解で、裁判所などの判断ではありません。

自分で取るのが難しい時は、行政書士に頼む方法があると覚えておくと安心です。

車庫証明を簡単に済ませるコツと、つまずきやすい所

先に結論

車庫証明を簡単に済ませる方法は、時間がかかる承諾書から先に頼み、書類を1回で通すことです。出し直しが減れば、警察署へ行く回数も2回で済みます。

『車庫証明って簡単なの?』という疑問への答えは、「段取りしだい」です。つまずきやすい所を先に知っておけば、ぐっと楽になります。

よくあるつまずき
  • 駐車場の契約が始まる前に申請してしまう
  • 承諾書の保管場所の位置と申請書の書き方が違う
  • 配置図に前の道路の幅を書き忘れる
  • 管轄ではない警察署に持って行ってしまう
  • 受付終了の直前に行き、その日に受け付けてもらえない

申請は駐車場の契約が始まってから

新しく借りる駐車場の場合、契約が始まる前の申請には注意が必要です。

警視庁は、使用権原の有効期間より前の申請は最大7日前から受け付け、交付予定日は有効になる日以降になると案内しています。県によっては、申請日が使用期間の中にあることを求める所もあります。

管轄の警察署を間違えない

申請先は、住んでいる所ではなく駐車場の所在地を管轄する警察署です。家と駐車場が市の境をまたいでいると、家の近くの警察署ではないこともあります。

都道府県警のサイトで、駐車場の住所から管轄の警察署を調べてから行きましょう。

警察が現地を見に来ることもある

申請の後、警察が駐車場の様子を確かめることがあります。警察庁の通達は、再交付の時は現地調査を省略するとしていて、通常の申請では確認がある前提です。

配置図の寸法と実際の駐車スペースが合っていれば心配いりません。

出しに行く前のチェック
  • 管轄の警察署と受付時間を調べた
  • 承諾書(または自認書)がそろった
  • 申請書と承諾書の保管場所の位置が同じ書き方
  • 配置図に駐車スペースの寸法と道路の幅を書いた
  • 手数料の払い方を確かめた

乗り換えの前に今の車をどうするか

車庫証明を自分で取ろうとしているのは、新しい車に乗り換えるためという方も多いですよね。

今の車を手放すなら、販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。先に今の車の相場を知っておくと、下取りの金額を比べる時の目安になります。

車庫証明を自分で取る時のよくある相談

ここでは、車庫証明を自分で取ろうとしている方からよく寄せられる相談を要約して答えます。

よくある相談の答え

「自分でやるか頼むか」「本当に簡単か」「図面は誰が描くのか」の3つが特に多いです。平日に2回動けて、図面を自分で描く気があれば、自分で取るのは難しくありません。

自分でやるか、販売店に頼むか迷っている

車庫証明を自分でやった方がいいか、販売店にお願いした方がいいか迷っているという相談です。

決め手は「平日に警察署へ2回行けるか」と「代行の報酬を払ってでも手間を減らしたいか」です。平日に休みが取りにくい方は頼むほうが楽で、費用を抑えたい方は自分で取るほうが向いています。

どちらにしても、駐車場の承諾書は自分で頼むことが多いので、そこだけは早めに動いておきましょう。

自分で手続きした人は簡単だった?

中古車を買う予定で、車庫証明を自分でやるのは簡単なのか知りたいという相談です。

書類の数は多くなく、記入の仕方も用紙の見本を見れば分かる程度です。手間がかかるのは、承諾書を待つ時間と、平日に窓口へ行く時間のほうだと考えておきましょう。

所在図や配置図も自分で描くの?警察が測ってくれる?

自分で取る場合、地図も自分で描くのか、警察が来て測ってくれるのかという相談です。

所在図と配置図は、申請する人が用意して出す書類です。警察が保管場所を確かめることはありますが、図面を代わりに描いてくれるわけではありません。

所在図は既存の地図の写しでも構わないので、地図を印刷して印を付ける方法が手軽です。描き方は車庫証明の所在図・配置図の書き方で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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よくある質問

車庫証明を自分で申請したら何日くらいかかりますか?

都道府県で違います。例えば東京都は申請から3〜7日、埼玉県は標準処理期間7日、愛知県は問題がなければ申請受理日を除いて3日程と案内しています。

車庫証明を自分でとる費用はいくらですか?

警察署に払う手数料だけです。例えば東京都は窓口で2,400円、大阪府は2,200円で、都道府県で違います。

本人以外の家族が警察署へ行ってもいいですか?

代理人が窓口に行くこともできます。警視庁は、住所と使用の本拠が違う時の確認資料について、代理人申請ならコピーを添付するよう案内しています。

土日に車庫証明を申請できますか?

警察署の窓口は平日だけの所が多いです。受付時間は都道府県警のページで確かめておきましょう。

オンラインで自分で申請できますか?

OSSで申請できますが、車庫証明だけの申請はできず、登録の手続きと一緒に行います。マイナンバーカードやカードリーダーなどの準備も必要です。

まとめ

車庫証明は自分で取れる手続きで、費用は警察署の手数料だけで済みます。承諾書から先に頼み、平日に2回警察署へ行く段取りを組んでみてください。

この記事の要点
  • 車庫証明は本人が自分で申請できる
  • 自分で取る費用は警察署の手数料だけで、額は都道府県で違う
  • 手間がかかるのは準備、特に承諾書を待つ時間
  • 交付までの日数は都道府県で違い、誰が申請しても同じ
  • 受付は平日が多く、郵送で受け取れる県もある
車庫証明ガイド

車庫証明ガイド 編集部

車庫証明(自動車保管場所証明)・軽自動車の保管場所届出の取り方、必要書類の書き方、都道府県ごとの警察署の管轄・手数料・受付時間を、警察庁や都道府県警察など公的機関の情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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